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Hitachi

日立アプライアンス株式会社

地球温暖化の原因となる温室効果ガスを削減するためには、エネルギーの消費を減らすことが重要です。日立アプライアンスグループは、より高い省エネ性能を備えた製品をお客さまへ提供することで製品使用時のエネルギーの削減に取り組みます。併せて、生産プロセスで消費するエネルギーの削減にも取り組んでいます。

「環境配慮設計アセスメント」と「ライフサイクルアセスメント」

日立アプライアンスグループは、日立グループの一員として環境に配慮した製品を実現するために、製品の設計・開発時に開発目標の実現に伴う「環境影響の変動」と「環境側面の変化」をライフサイクルにわたり評価する「環境配慮設計アセスメント」を行っています。このアセスメントにより、製品ライフサイクルの各段階において、気候変動・資源枯渇・環境汚染(生態系劣化)に影響を与える計30 の環境側面を評価して、環境に与える負荷低減を図っています。

また、IEC62430*1 で規定された環境配慮設計の要件を満たすために、「環境配慮設計アセスメント」の実施のほか、環境規制や環境に関するステークホルダーニーズの把握と設計・開発への取り込みなど、設計・開発における環境配慮設計のプロセスを、ISO14001*2 の認証取得した環境マネジメントシステムに組み込んでいます。

さらに、製品のライフサイクルにわたる環境負荷を定量的に評価する「ライフサイクルアセスメント(LCA)」を行い、気候変動などの地球環境への影響の主要因となる負荷も定量的に評価し、日立グループのバリューチェーンを通じた温室効果ガス排出量の算定に活用しています。

*1
国際電気標準会議(IEC:International Electrotechnical Commission)の規格「電気・電子製品の環境配慮設計」。
*2
国際標準化機構(ISO : International Organization for Standardization)の規格「環境マネジメントシステム−要求事項」。

製品の環境性能の向上

日立アプライアンスグループは、省エネ性能の向上など製品の環境性能の向上に取り組み、環境に配慮した製品を普及させることで環境課題解決への貢献をめざしています。 製品の開発に当たっては”機能向上”と”環境負荷の低減”の両立を図るため、機能あたりの、使用時CO2 排出量の削減率を指標として評価を行っています。

その評価は、使用時CO2 排出量(消費電力量)抑制の貢献の大きい冷蔵庫、洗濯機、LED 照明、エコキュートを対象に実施しており、使用時の消費電力量の低減だけでなく、冷蔵庫の内容積や洗濯機の洗濯容量アップなどもCO2 排出抑制効果として評価します。

このような評価に基づき、省エネ性能の高い製品の販売拡大によりCO2 排出量の削減を図っていきます。2017 年度は、2010 年度比22.5%の削減目標に対し23.4%の削減を達成しました。

*3
評価年度製品と同等の機能量を得るために必要な台数を使用したと仮定した場合のCO2 排出量。
*4
製品の主要機能のうち、CO2 排出と相関がある機能。

生産プロセスにおけるエネルギーの削減

地球温暖化の原因となっている二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出源の一つが、企業活動におけるエネルギー消費です。日立アプライアンスグループでも、製品をつくる際にエネルギーを使用していることから、生産活動で消費するエネルギーを効率的に使用することを推進しています。具体的にはエネルギー使用量原単位*5 を指標として、2018年度に2005 年度比で35.6%改善することを目標に取り組んでいます。

2017 年度は、34.7%改善の目標に対して、32.9%改善にとどまり目標未達成となりました。主な要因として、海外事業所において、設備の増設や作業量の増加、猛暑による空調機の使用増加などの影響で、原単位が改善できなかったことによるものです。今後は、目標未達成だった事業所はもとより目標達成した事業所においても、高効率機器導入や生産プロセス改善などの省エネ施策をさらに推進し、2018 年度の目標達成に向けて活動を推進します。

*5
評価年度製品と同等の機能量を得るために必要な台数を使用したと仮定した場合のCO2 排出量。
*6
製品の主要機能のうち、CO2 排出と相関がある機能。