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日立アプライアンス株式会社

日立アプライアンスグループは、事業活動において、少なからず生態系に影響を与えています。当グループでは、生態系保全の一つとして、生態系に影響を及ぼす可能性のある化学物質を適正に管理します。また、生産プロセスにおける化学物質の排出削減に取り組んでいます。

生態系の保全と企業のかかわり

私たちの生活は、大気・水・土壌・動植物などの自然資本によって提供される、さまざまな自然の恵み(「生態系サービス」)によって成り立っています。日立アプライアンスグループにおいても、原材料の調達や製品の製造、輸送時のエネルギー使用など、全てのバリューチェーンにおいて、少なからず生態系に影響を与えています。そこで私たちは、「事業を通じた貢献」と「自然保護に関する社会貢献活動」の両面から、「生態系サービス」を維持・回復するよう努めています。このうち「事業を通じた貢献」としては、生態系への負荷を軽減する設計・生産活動を推進するとともに、省エネ製品を提供しています。化学物質の管理についても、生態系の保全活動の一環と位置づけ、適正に管理しています。また、「自然保護に関する社会貢献活動」では、海外グループ会社も含め、生態系の保全活動を推進しています。

製品含有化学物質の管理

生態系保全活動の一つとして日立アプライアンスグループでは、製品の開発設計・調達・製造の各段階における材料・部品などに含有する化学物質を管理しています。その中で最も重要な調達における化学物質の管理は、日立グループとして公開している「日立グループグリーン調達ガイドライン」に従って、厳しく管理しています。化学物質の含有情報の収集にあたっては、サプライヤーの協力をいただきながら、製品に組み込まれる部品はもとより、製造工程で使用する油脂類など、生産にかかわる全ての購入部材について化学物質の含有量調査を実施しています。また、調査で得られた含有情報は一元管理し、関係部門で共有化しています。さらに、J-Moss*1 に基づき製品の化学物質の含有情報をウェブサイトで社外に開示しています。*2

*1
JIS C 0950「 電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示方法」の通称。
*2
冷蔵庫、洗濯機・衣類乾燥機、電子レンジ、エアコン。

生産プロセスにおける化学物質削減

日立アプライアンスグループでは、大気汚染を防止するために、化学物質を適正に管理するとともに、工場から排出される揮発性有機化合物(VOC)などの排出削減に取り組んでいます。活動目標としては、化学物質大気排出量原単位*3 を指標として、2018年度に2006年度比で33.4%改善することを目標に取り組んでいます。

2017年度の化学物質大気排出量原単位は、17.4%改善の目標に対し、33.5%の改善と目標を大きく上回り達成しました。主な改善施策としては、塗装部品の削減を進めたことにより、塗料に起因する化学物質の排出量を削減しました。その結果、化学物質大気排出量原単位を改善することができました。また海外事業所を含めた各事業所の所在地の法令により測定が義務づけられている硫黄酸化物(SOx)と窒素酸化物(NOx)などの排出量を把握し、法令に従った適正な管理を実施しています。

*3
水使用量を活動量で割った値
*4
水使用量と密接な関係をもつ値。(例:生産高、生産数量など)