山本 大輔 DAISUKE YAMAMOTO
私が入社を決めた動機は大きく2つありました。1つ目は、「人を大切にする会社である」ということ、2つ目は、「グローバルに活躍できる環境が整えられている」ということです。
学生時代から人と組織の在りように興味があり、就職活動では最初から「人を大切にする会社である」ことを軸に考えていました。その視点から企業を調べていくうちに、「人材」を掲げ、充実した教育制度が魅力的な日立アプライアンスに目が留まりました。加えて、さまざまな国に製造拠点があり、海外へ赴くチャンスや、グローバルに活躍できる環境が充実しているということが決め手になりました。
入社後は資材部に配属されました。「資材部」の仕事は、製品を作るために仕入が必要な材料・部品について、品質・価格・納期を見極め、仕入先メーカーと自社の発注元の部門を繋ぐ購買窓口を務める一方、両者への交渉役も務めます。日本や海外の材料メーカーとタッグを組み、革新的な素材や技術を社内の担当部門に対し提案し、最終製品としてお客さまに喜ばれるよう、ひいては会社の利益につなげるべく活動をしています。
私の場合、配属間もない頃から日立グループでもトップクラスの購入規模を誇る「樹脂(プラスチック)材料」を担当させてもらいました。入社したての新人に、これだけ大きな仕事を任せてもらえ、日立アプライアンスを背負う代表として各メーカーと交渉させてもらえたことは、知見を広げるという意味においても、非常に恵まれていたと思っています。
現在は、樹脂材料から担当が変わり、非鉄金属(銅・アルミ)・塗料・薬品・燃料などの購買を担当しています。購買先は日本に限らず、ヨーロッパ各国やアメリカ、中国、韓国などさまざまです。
非鉄金属の相場は、世界の経済状況、投機的リスクや為替の影響を大きく受け、自社の調達環境にも大きく影響するため、常に市場に高いアンテナを保つよう心掛けています。
各仕入先メーカーからは、それぞれの業界の最新情報が集まり、社内では、技術のプロ集団が新しい材料の提案を試行錯誤しながら、厳正に検討・採用をしています。そうした一つ一つの素材から部品が生まれ、ようやく市場に出たその材料を使った完成製品を目にした時は、とてもやりがいを感じます。
入社して自分が成長したと思うのは、「関係者を巻込む力」を身につけられたことです。一つの案件を完遂するためには多くの方々の支えが必要不可欠で、その方々の協力があって初めて成し得るのだと実感しています。新人当初から比べれば、助力の求め方も手を差し伸べてくれる方々も多く知っています。このような、 いわゆる「人脈」が広がる一方で、各案件に対し自分からアドバイスできる実力もついてきたように感じます。
また、各部署と折衝を繰り返すうちに、各部署・各担当にとってボトルネックとなり得る問題を想定しながら提案することも学びました。勿論そのためには、材料や部品、製品の仕様や特性を理解することが必須であり、その点においては、まだまだ未熟者だと思っています。
海外赴任や海外出張を通してグローバルに活躍する「人材」に成長していくことです。海外出張自体は、当社では比較的容易にできるのですが、やはり日本で活躍できてようやく海外で活躍する土俵ができると思っていますので、今はまだ遠い目標です。
これから世界の企業と戦っていくには語学はもちろん大切です。でも、それ以上にさまざまな経験を重ね、もっと一人の人間としての厚みを増し、プロのバイヤーとして会社を背負うべく努力をしていきたいと思っています。
頭だけ動かしても物事が解決しない場面は多々ありますので、活躍するための体力をつけるためにも、プライベートでは茨城の環境を活かし、スポーツや美味しい食事を楽しんでリフレッシュしたいですね。
8:00 | 出社、メール確認 |
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10:00 | メーカー1との商談 |
11:00 | メーカー2との商談 |
12:00 | お昼ご飯(お弁当) |
13:00 | メーカー3との商談 |
15:00 | 社内打合せ |
17:00 | メール確認、資料作成、発注業務 など |
20:30 | 帰宅 |
隙があれば、日本各地へ旅行に行ったり、友人とテニスを楽しんだりしています。
日本のものづくりを語る上では、日立アプライアンスは欠かすことのできない企業だと思います。家電メーカーでこれだけの歴史を持った工場を国内で動かし続けているということは、非常に魅力的です。海外に全てを移管することなく、日本から技術を発信し続ける会社であることは、自慢できるポイントだと思います。
また、日立アプライアンスの資材部に限っていうならば、国内のメーカーとタッグを組んで新しい挑戦を行うことで世界中から新しい技術を取り入れることができますし、購買方針やメーカーレイアウトを私たち担当一人ひとりが考えて決めていくことも可能で、私たちがグローバルの舞台で思う存分に活躍するための十分な環境であると思います。
新人の頃は分らないことだらけかもしれません。しかし、何よりも大事なのは、失敗を恐れずに分らないことを積極的に質問することです。当の私も、配属当初は「忙しいのに聞くと悪いかな・・・」とか、「聞くのが恥ずかしいな」と思って避けがちでした。ただ、今感じることは、聞かれる側も率直な質問がきっかけとなり新たな考えが生まれたり、改めて勉強になることが多くあるものです。会社全体を切磋琢磨する意味でも、遠慮せず質問してください。
また、「元気・笑顔」は大切です。皆さんが思っている以上に、会社の人たちは新人を見守ってくれます。活躍しようと焦らずに、元気に、笑顔でいられる人材に来て欲しいです。
金子 哲憲 多賀事業所/1995年入社
黒澤 祐介 多賀事業所/2003年入社
立山 卓也 多賀事業所/2005年入社 (経験者採用)
矢野 将 多賀事業所/2012年入社
池田 拓真 栃木事業所/2011年入社
板倉 大 栃木事業所/2010年入社
船山 敦子 栃木事業所/1991年入社
三井 賀貴 栃木事業所/2012年入社
山田 三紀夫 栃木事業所/2001年入社
大橋 亮介 本社/2013年入社
七條 聖子 本社/2009年入社
小高 幹弘 本社/2007年入社 (経験者採用)
池江 真太郎 本社/2011年入社
舟津 敏弘 本社/1997年入社
西村 佐和 本社/2007年入社